病院での医療事務の仕事内容
病院は、病床数が20床以上ある(= 20人以上の人が入院できる)医療機関で内科、外科、小児科、産婦人科など、多くの診療科があります。
規模が大きくなるほど医療事務の仕事は細分化(=分業制)されています。
病院での医療事務の仕事内容をご紹介します。
受付業務
● 総合案内・・・受診科が分からない患者さんへの対応、病院内の道案内などを行います。
● 初診受付・・・初めて病院を訪れる患者さんに対応します。診察券の発行、患者情報の入力、カルテ作成などを行います。
● 再来受付・・・来院が2度目以降の患者さんに対応します。最近では自動受付機を設置して、人員を配置していない病院が多数あります。
会計業務
診療費の精算を行う業務です。会計窓口は病院で一番混み合う場所なので、正確で迅速な対応が求められます。
レセプト業務
保険者(市町村、健康保険組合 etc.)に患者負担分以外の保険診療費を請求する業務です。支払い審査機関へ前月分を10日までに提出しなければいけないため、月末月初に業務が集中します。
病棟クラーク
看護師の詰め所であるナースステーションで看護師の事務的サポートを行う。
具体的には入院患者のカルテ整理、ナースコールや電話の応対、用度品(医薬品、診療材料)の管理・発注など。
医師、看護師、看護師長、患者さんたちとのパイプ役なので、精神面の強さが必要。
医療秘書
医師や看護師、病院長らのサポートを行う。具体的には電話応対、お茶くみ、スケジュール管理など。
関連資格・・・医療秘書技能認定試験、医療秘書技能検定試験、医療秘書士
その他
● カルテの管理業務・・・カルテを出し入れしやすいように整理したり、内容の更新や紛失防止などの業務を行う。
● フィルム室でのフィルム管理・・・レントゲンフィルムの管理業務を行う。
● 統計業務・・・財務分析や患者動向調査など、経営状況を把握するための各種統計資料を作成する。
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